肉セラピー
(数少ない)同期(のなかの出世頭)が名付けたのが、肉セラピー。
やはり排卵か。
かならず、私の頭もおかしくなる。
実際におかしなひとに遭遇するせいもあるけれど、それを受け入れる余裕がない。
際限なく疲れている。
このときに、かならず肉を大量に食べる。
牛肉か豚肉と鮮魚を少し。
たとえば、焼肉と刺身。
つらさの極まった日は、シェルターに行って睡眠とマンガと肉を接種する。
それでなんとかある程度回復はする。
早退か、早退+欠勤1を要する。
精神的なおかしさ。
では、うつ的な病名を欠勤理由にするか?といえば、やはり排卵起因なので生理休暇にさせてもらっている。
生理の重さは人それぞれで、よくわからない存在。
もちろん耐えられる限度も人それぞれなので、あたかも我慢ない人のようになじるひともいる。
が、ダメージも人それぞれで、我慢強いはずの人が救急車で運ばれることもあるのが、生理のおそろしさだ。
私の場合は、生理のダメージももちろんつらいけれど、それを引き金にして、筋痛症の痛み(発作?)が爆発するリスクがあるために、引きこもるのだった。
「社会人として休まないのがあたりまえ!」
「勤怠は信頼!」
わかってはいるけれど…
月に数日の欠勤を対価にそれなりに働けても、社会人失格(働けないひと)
それが常識だとしても、月の半分以上働ける体に、障害年金はでない。
社会人でも障害者でもないなら、賃金も年金もない国民とは。親の年金を食い潰して心中するしかないというのだろうか。
パート枠なら無欠勤で逃れられるかといっても、給料が半分になったらライフラインギリギリかもしれない。
この苛立ちをぶつけた事のある上司と、異動で離れる。
手放されるのならガッカリだが、上司も私もそれぞれという点では救われる。
頭が下がるほど人情家なので、私が問題山積だとわかったあとも、社内チームの人員交換の場に私を出すこともなかったそうな。
(ゴミを押し付けるなとクレームになることを恐れてか?とは思っても言えない)
今度入るチームの二人の管理者は、もっと現実派なのだけど、どうなるのかしら。
もはや「許してもらえるか」という観点になってしまう。
自分が不寛容の塊になってるくせに、非常識な自分を受け入れさせようとしているあたり、私もおかしい人間だなと思う。
とはいえ、生きなければならない。
お金がほしいし、今の会社は、もともと好きな会社を偶然派遣会社に進められて乗り込んで、直接雇用になったのだ。手放せない居場所なのだ。
戦わなくてはいけない。自分と生きていかなくてはならない。そう燃えながら、どうしてこんなにつらいのか?という不一致への不安を支えるのが、肉食で、不思議とメンタルが落ち着く。
なるほど、肉セラピー。
本当のところ、食べるよりがむしゃらに運動をしたほうがスッキリすると思いたいのだけれど…以前「私はなにの部活だ」と笑うぐらい運動をした時期があって、そのときは二ヶ月かかるかどうかの期間で十キロ程体重が落ちるほどだったが、精神的な豊かさは、さほどなかった。
気がつけば痩せていたので、そういう意味の達成感こそあったが、運動がストレスから解放してくれたかというとそうでもない。
ひねくれているのだと思う。
見方を変えれば、もともとよくない時期だったので、運動をしていたから精神が保てた(マイナスをゼロにした)と考えれば、報われるのだろうか?
ところで、リバウンドがもったいない。
十年近く経過した今は当時より二十キロ近く重いきがするが、はからなければ発覚しないので、あくまでも減らしたぶんだけのリバウンドと思い込むことにしている。
健康診断は見なかったことにする。
いや、肥満は万病のもと。
内臓や脳を守るためにある程度は脂肪が必要らしいけれど、私のは何人前も守れる量がある。
筋痛症の緩和は有酸素運動とくにウォーキングがよいとされていて、私は通勤で毎日小一時間あるいているのだけれど、自分の肥満のゆるぎなさに驚く。
まぁ、食べるから。かなり食べるから。